ロサンゼルスの大竹幾久子さんは、このたび、朝日新聞の「第38回(2022年)朝日歌壇賞」を受賞しました。

受賞作は2022年1月16日(日)の朝日新聞紙上で発表されました。

朝日新聞には「朝日歌壇」とよばれる短歌欄があります。この「朝日歌壇」には毎週4,000首近くの短歌が投稿されるそうですが、四人の選者が、その中から、それぞれ10首を選んで入選歌とし、合計40首の入選歌が、毎週日曜日の「朝日歌壇」欄に掲載されます。「朝日歌壇賞」は2021年のそれらの全入選歌の中から、四人の選者がそれぞれただ一首のみを選んで授与するもので、大竹幾久子さんのの短歌は、選者の一人である馬場あき子氏に選ばれました。入選歌は下記のとおりです。

「あす死ぬと知りし特攻 あす死ぬと知らざりし父 原爆前夜」

大竹幾久子さんの受賞の言葉:特攻死は悲惨、原爆死は無惨。いずれも無謀な戦争で犠牲になった命。戦争のない世になりますように。平和よあれ。

馬場あき子氏による評:歌われた内容こそ戦争の無惨な本質だ。二つの死を前に思うことは深い。

入選日の2021年8月22日の馬場あき子氏のコメント:敗戦の夏を知っている世代は毎年夏が巡ってくると、さまざまなことが思い出される。第一首は特攻出撃を命じられた青年の明日の死と、原爆投下の明日など夢にも知らずに原爆死した父を思う。悲惨な二つの死こそ戦争だった。

https://hibakusha.culturalnews.com/2022/02/04/2013%e5%b9%b4%e6%9c%9d%e6%97%a5%e6%ad%8c%e5%a3%87%e8%b3%9e%e3%81%ab%e3%83%ad%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%82%bc%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%81%ae%e5%a4%a7%e7%ab%b9%e5%b9%be%e4%b9%85%e5%ad%90%e3%81%95%e3%82%93/